Q2が始まる(最高に充実する予感あり)

11月突入。ほんまかいな、という心持ち。冬の気配はすぐそこにあり、あの寒さが来て、それが過ぎ去れば卒業はもう目前だ。

Q1で終わったWHCP897(コミュニケーション)とMGMT801(アントレ)に入れ替わり、既に始まったQ2では新たにMKTG754(Pricing Strategy)とロースクールのInternet Lawが加わる。前者はこれまで感じていた「値付け」についてのもやもやした霧を多少なりとも晴らしてくれそうな気配だし(しかもいい感じの中国系のおっさん、という教授の雰囲気も新鮮)、後者はネットワークに関わる経済学と法学を混ぜ合わせたような内容で、個人的な関心のど真ん中。楽しみ。

秋学期(9〜12月)を通じてほぼ5単位を登録しているため、アカデミックの面でかなり詰まった感があるのに加えて、Presidentを務めさせてもらっているJapan Clubの活動やら、引き続き知り合いを増やすことやらで、どうも12月中旬までのこれからの1ヶ月半はこれまでになく充実した期間になりそうな予感

それから、来年3月末には第二子が誕生の予定。最近お腹も大きくなりはじめた珈琲妻をいたわってあげたいころだけど、何とかこの1ヶ月半に限ってはマグロ漁で遠洋に出てるとでもしていただければと・・・。いやいや、嘘ですやん。

フィリーズは残念ながらヤンキースに敗れた。ワールドシリーズ3敗目。いよいよあとがなくなった。

2009/11/02(月) | MBA | トラックバック(0) | コメント(11)

Prosper.com Co-founder and CEOの語り

今日は半期にわたったクラス、Entrepreneurshipの最終日。ゲストスピーカーとしてProsper.comの共同創業者にして現CEOのChris Larsen氏が西海岸から来てくれた。スタンフォードMBA卒。

Prosperは、お金を借りたい人と貸したい人をオンライン上でマッチングさせるというサービスを2006年から提供している。P2P(peer to peer) lendingともいわれるビジネスで、Prosperがアメリカでは最大の事業者。あと有名なのはUKのZopa.comかな。

prosper.jpg

借り手としては年収5万ドルちょっとくらいの個人(男女共)、貸し手としては年収7万ドルくらいの個人(こちらは男が9割)がターゲットで、借り手の目的としてはカードローンの清算が一番多いそうだ。

ちょうど昨日終わったコミュニケーションのクラスで、"vivid language(キレのある生き生きとした言葉)"の重要性を学んだところだったから、彼の口からでたこんな言葉に、彼がこれまでこなしてきた膨大なピッチを思わずにはいられなかった。

"We are eBay for lending."
''We want to create a pure form of banking democracy."

エレベーターピッチって、単にアイデアを短い言葉に結晶化させるだけじゃなくて、刺さる言葉で結晶化することが絶対必要なんだろうな。

面白いと思ったのは、借り手の規律を担保する手段として、借り手の家族や友人を貸し手の一部として加えるように仕向けているという取り組み。自分が個人的に知っている人はなかなか裏切れないという社会規範をうまく利用しようとしてるわけ。

もう一つ、起業家としてのポリシーって何ですかという質問に対する彼の答えも印象的だった。

"Enjoy what you do."
"Try to bring good people early, very early."

2009/10/28(水) | MBA | トラックバック(0) | コメント(0)

カンニングペーパー完成

明日(あ、今日だ)はQ1唯一の中間試験。MGMT690 = Manegerial Decision Making。行動経済学、といったほうが分かりやすいかも。カンニングペーパーも完成

midterm.jpg

一応念のため、試験によっては、カンニングペーパー(cheat sheet)は厳格なルールのもとで(?)、正式に認められている(今回もそう)。レターサイズの紙に片面だけとか両面でもいいとか、基本的に紙幅の指定のみで、どんな情報を書き入れても基本的には問題なし。これ以外にも、open bookといって、何を持ち込んでもいいという試験もある(今回は違うが)。

基本的にはどの試験もクラスで扱った概念を事細かに「記憶しているか」、というよりも、ちゃんと「取り扱えるか」、というほうに重点が置かれているから、カンニングペーパーもopen bookもごく合理的なシステムだと思う。さて、寝るか。

2009/10/28(水) | MBA | トラックバック(0) | コメント(0)

学校からの帰り道

レポートと予習に追われて、かなりディフェンシブなここ数日。今日は学校にこもるわと珈琲妻に宣言するも、一瞬だけtwitterでつぶやいたのを発見され、あんた時間あるなら帰って珈琲Jr.の面倒でもみなさいよとお小言のチャットが飛んでくる。仕方あるまいと自習室を出る。夜7時か。ふと見渡すと、まだまだ帰る気配のない学生達。おつかれさまです。

帰り道1

2年生になってからは学校までの行き帰りは基本的に徒歩。おかげでフランス生活で身についた5キロがやっと燃焼された模様。センターシティの自宅までは20分少々か。スキューキル川の向こうにセンターシティの夜景を望む。いつもの帰り道の風景。

帰り道2

卒業後、きっとこの2つの写真を時々眺めるような気がしている。

2009/10/26(月) | MBA | トラックバック(0) | コメント(1)

数学者による個人講義 (with 赤ワイン)

私のブログを通じて知り合った、数学者のHさん。この夏からとある独立行政法人のプログラムにより、ペン大で応用数学の研究をされている。Hさんがフィリーに到着されたときに家具やら食材やらを買い揃えるのを私がお手伝させていただいたお礼にと、昨晩珈琲一家を夕食に招いて下さった。

Hさんの研究テーマは、「シャノン限界」といわれる情報通信理論。情報通信にこれまで関わってきたにも関わらず、クロード・シャノンなる人物の名はHさんから初めて聞いた。いそいそとwikiしてみたら、「情報理論の父」、とある。うーん、ここにいると自分の無知がだんだん表面化するなあ。それ自体はむしろとてもいいことだと、一応ポジティブに考えるようにしているが。

Hさんとの夕食に先んじてこの本で予習を、と思ったが、最初の数ページでアタマが固まったため、速攻で本棚の奥へ。

通信の数学的理論 (ちくま学芸文庫)通信の数学的理論 (ちくま学芸文庫)
(2009/08/10)
Warren Weaver、

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お酒が大好きだというHさんは、ビールから赤ワインに切り替わったあたりで紙とペンを取り出して、こっちに来てから関心がむくむくわいてきたという、「Newtork Coding」なる研究分野を紹介してくれた。珈琲男さん、これはこれからの情報通信を変えるくらいのインパクトのある話ですよ、というHさんの目がマジだ。横では珈琲Jr.とHさんの二人の小さな男の子がブロック遊びに興じている。しかしHさん、酒を飲むのが結構早い。

今のインターネットを支えるパケット通信の仕組みについては、珈琲男もさすがにごく概念的には分かってるから、それと要は何が違うのか、という形式でざくっとでも丁寧に教えて下さる。

「SからR1とR2に対して、α+βという情報を送りたいとするでしょ。そうすると、いままでは各ノードでαとβをそれぞれ個別に転送して最終的にそれをくっつけてα+βとしてR1とR2が受け取ってました、と。でも、それはこの方式が考え出された当時のノードの機器の処理能力を前提に最適化されたモデルだともいえるわけです。じゃあ、その処理能力が格段に高まった今では、別のより効率的なやり方があるんじゃないかと。例えば、各ノードにおいて、αとβをそれぞれ個別に転送するのではなくて、α+βとして転送する、とか。network codingという研究分野では、こうした情報のより効率的な伝送方法を扱っています。話は単純に聞こえるかもしれないけど、これが超大規模のネットワークになったら、最適解はなかなか分からないんです。これを数学的に解いたら、いや、まじですごいことなんですよ。」

数学2

数学1

話を聞いてて、正直興奮してしまった。

研究のテーマ自体はざっくりと分かった。が、理論自体は多分これからも理解できそうにない(笑)。ただし、その理論の実ビジネスにおけるインパクトは、まだほとんど想像できないけど、話をもう少し伺えば体で感じられる気がする。とても面白いことに、Hさんの説明を理解しようとするその同じアタマで、これが競争戦略論的にどういう意味があるのか、ということを同時に考えようとしている自分がいた。

Hさんは、今度は外で飲みながら話しましょうよといってくれた。いやはや、何ともありがたい環境にいるものだ。Hさん、是非よろしくお願いいたします。

注:「Network Coding」に関して内容に不正確なところがあったら、全て珈琲男にその責任があることを予めお断りしておきます。

2009/10/26(月) | 生活 | トラックバック(0) | コメント(2)

パプアキンイロクワガタを折る土曜日

実家の母親から珈琲Jr.あてに届く荷物に時折混じっているのが、「おりモデル」

おりモデル N700系 新幹線 28-3702おりモデル N700系 新幹線 28-3702
()
ショウワグリム

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これが届くたび乗り物ならなんでも好きな珈琲Jr.は大喜び。飛行機に乗せるときなどはこれが彼の最高の暇つぶしにもなる。簡単なわりに出来上がったときに驚くくらいリアルな形になるのがよい。いかにも日本的な商品だなといつも感心する。

でも今回のはちょっと複雑さの次元が違う。「世界の昆虫おりがみ」

世界の昆虫

珈琲Jr.が最初に選んだのが、パプアキンイロクワガタ

一瞬思考が停止するくらい細かな説明書。これ、アメリカじゃ絶対売れません。少なくともマスマーケットでは。

カブトムシ1

本体、まえ・なか・あと脚、触覚、角の各パーツを組み合わせる。全部パーツ、折るだけで作る。

カブトムシ2

完成。ここまでたっぷり30分はかかる。

カブトムシ3

あまりご存じではないかも知れませんが、MBAもそれほど暇ではないので、これが5匹も入っているとちょっと無理です、母上。

2009/10/24(土) | 生活 | トラックバック(0) | コメント(0)

"THIS IS IT"、観に行きます

今週は実はFocused Interview Period(FIP) Weekで2年生は学校が休みだった。要するに就職活動に専念するための休み。

珈琲男はといえば、本当はのんびりしようと思っていたのに、プロジェクトやら課外活動やらどうしても読んでおきたかった本のチェックやら気付けば相当たまってた宿題やら人にもいろいろ会わなきゃやらで、結局何もできずじまい。外食くらいしようねといっていた珈琲妻との約束も完全に反故にしてしまい、今日はこっぴどくしかられる。すみません。

なんとか埋め合わせをせねばと、来週末にこの映画を観に行くべく、チケットを入手。マイケル・ジャクソンの死で幻となったコンサートのリハーサル模様を収めたドキュメンタリー映画、"THIS IS IT"。10月28日から2週間限定で世界同時公開。

2009/10/23(金) | 生活 | トラックバック(0) | コメント(0)

ビジネス界で活躍するナイスサーティーズ

イチロー松井秀喜デレック・ジーター、それからタイガー・ウッズ。共通するのは、図抜けたスポーツ選手だということに加えて、全員珈琲男とせいぜいひとつ違いだということ。5年くらい前、その事実に驚愕した記憶がある。

同じ感覚がこれを見て久しぶりに蘇った。

フォーチュン誌によるビジネス界のスター40人。ただし、40歳未満。記事はこちら。"40 under 40 - Business's hottest rising stars"

ranking.png


日本版だったらどんな感じになるんだろうね?ライフネット生命の岩瀬さんはてなの近藤さん、それからカヤックの柳澤さんなんて個人的には推したい。日本の情報を最近あんまり知らないけど、きっともっともっといるよね。よかったら皆さんのご意見コメントして下さい!

がんばんなきゃな。

2009/10/23(金) | MBA | トラックバック(0) | コメント(2)

ローレンス・サマーズの望遠レンズ

ローレンス(ラリー)・サマーズがペン大にやってきた。

クリントン政権で財務長官、その後ハーバード大学学長を務め(女性差別的な発言がきっかけで辞任)、現在はオバマ政権下の国家経済会議(NEC)議長。将来のFRB議長候補の一人とも聞く。

サマーズ

なんでもペン大とは彼の両親がペン大の教授だったという縁があるのだとか。今回の講演会はウォートン主催のイベントではなかったため、たまたま入手できた情報。元セントラルバンカーで日本人同期で最も熱い男、Uめさんと一緒に会場に向かう。


講演の内容を事前によく知らないまま出かけたところ、これがなかなか面白かった。

「1990年から2020年の約30年間を、今から300年後の歴史家が振り返ったら、どんな時代としてそれを記述するだろうか?」

こんな刺激的な問いかけで始まった講演で、彼はこう続けた。

冷戦の終わり、すなわち資本主義の共産主義に対する勝利か?それとも西側諸国とイスラム圏の戦いの始まりか?両方とも確かに重要なイベントだけど、300年後の歴史家にとっては必ずしも同じように重要ではないだろう。当然、今の経済危機からの立ち直りでもなければアメリカの保険制度改革でもないよね。」

「歴史家がこの時代を一言で記述するなら、それは、開発途上国の世界的な隆盛とそれが世界秩序に与える巨大な影響だと思う。今、例えばインドや中国では、一人の人間の人生約70年というスパンのなかで、ものすごい経済成長が起きている。これまで観なかったテレビを観て、乗らなかったクルマに乗って、行かなかった旅行に行っているというような大きな変化が起きているわけだ。そして、この変化は世界秩序にものすごい不安定さとリスクをもたらすことになる。」

今は、開発途上国の成長を世界の安定につなげられるか、人間の叡智が試されているときだ。グローバルな問題に対する新しいグローバルなアプローチが必要だし、気候変動にも対応しなきゃならない。もはや開発途上国を先進国の単なるマーケットとして見なすのではなく、健全な競合関係を構築する必要もある。それができるかどうか、今の時代に生きる我々は試されているのだ。」

こうして自分のレンズをぐっと引いてくれる人に時々は触れたいものだ。

話を聞いていて、ずっと前から気になってたこの本はやっぱり早めに読もうと決めた次第。

貧困の終焉―2025年までに世界を変える貧困の終焉―2025年までに世界を変える
(2006/04)
ジェフリー サックス

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2009/10/22(木) | MBA | トラックバック(0) | コメント(2)

ミートソース・スパゲティ

しばらく食事を作っていなかったことを珈琲妻から鋭く指摘され、ほんなら今晩は俺が作るわい、と選んだのが、ミートソース・スパゲティ。珈琲Jr.の大好物。

ミートソース

普段口にしているものがどういうプロセスで出来ているのかを、ナイスサーティズにしてやっと少しずつ理解し始めている、ここ数ヶ月。

2009/10/22(木) | 生活 | トラックバック(0) | コメント(0)

iDon't キャンペーン

テレビは基本的に観ない、と以前書いた。ただ今は例外。プレーオフで快進撃を続けるフィリーズの試合があるときは基本的にテレビをつけっぱなしにしているからだ。そしてここ数日、ヘビーローテで流れているのが、このCM。



Verizonからもうすぐ発売される新しいモトローラ製スマートフォン"Droid"のティーザー広告。

Android搭載の新機種だから、当然意識するのはAT&Tが独占販売するiPhone。iPhoneににひっかけて、i(Phone)Don't....、とiPhoneの閉鎖性や機能的な問題点を次々指摘する。Androidの将来にかなり前向きな予測もあるようだけど、現時点ではやっぱりiPhoneだな。いや、本当にそうか?なんか最近飽きてきた気がしなくもないな・・・。でも、好きなんだよね。きっと乗り換えられないな。

初のAndroid搭載携帯がT-Mobileから発売されてからちょうど一年か。その直前にはGoogleのPrpduct Managerがウォートンに来てくれたっけ。世の中の動きのエッジに触れられるのがビジネススクールのなんとも贅沢なところだ。

2009/10/21(水) | 生活 | トラックバック(0) | コメント(0)

初期の無名のGoogleがどうやって世界中の天才を集めたか、についての考察

最近ウォートンの枠外で人と連絡を取り合うようことが随分増えた。その中の一人が、珈琲男と同じタイミングでMITにMBA留学されている、Lilacさん。留学直前の大きな飲み会で少しお話させていただいただけだったところ、友人を通じて改めて紹介してもらった。MKさん、どうもありがとう

Lilacさんのブログがこれまた面白く、実は暇を見つけては覗かせてもらっている。最近の記事では、これが最高だった。

初期の無名のGoogleがどうやって世界中の天才を集めたか

以下、その記事のエッセンスの部分を引用。


1998年にGoogleを創業した、Larry Pageという男が、1999年、世界中の計算機科学の基礎研究に携わっている「天才」学生にアプローチしたらしい。
Larry Pageは、自分のいたスタンフォード大学の計算機科学の教授を5人、相談役として雇う。
その教授のネットワークで、「これは天才だ」という学生を見つける。
その全ての学生に、FedExで、スタンフォード大学の教授の手紙と、ファーストクラスの往復チケットを送る。
「是非あなたの研究について話して欲しい。パロアルトに来て話してくれませんか?」

まあ学生なら、スタンフォードの誉れ高い教授にファーストクラスのチケットを送られたら、行ってみるだろうな。
それで、Larry Pageと教授たちが「面接」する。
見事面接を通った学生たちが、本格的にアトラクトされる。
Larry Pageが、当時既に考えていた、検索エンジンの構想と、将来的にはデータマイニングの手法で、人々の生活の隅々まで入っていくサービスを確立する夢を語るのだ。

この方法で、世界中の「天才学生」にアプローチしていった、という話。


戦略論のことばっかり最近考えてるからか、ひょっとして検索ビジネスにおける乏しいリソースである「頭脳」を独占することで競争優位を確立する超ドライな競争戦略的発想か?なんてことを一瞬想像したけど、多分違うな、と思い直す。創業当時のグーグルが独占できるほど世界の「頭脳」は乏しくない。いやー、アタマのいい人ってホントにいっぱいいるもんだしね。留学してから本当にそう思う。

むしろこの話は、競争戦略論というより、人事戦略論で考えたほうがずっと面白いと思う。

つまり、いかにして才能ある(それもずば抜けた才能ある)タレントを引きつけ、動機付け、企業の目標と個人の能力や使命感をアラインさせるか、というイシューについて考えるいいネタなのではないか。

または、起業におけるチームビルディングの問題を考えるのにもきっといいネタだよね。もちろんLilacさんの関心であるところのイノベーション論と絡めて考えるのも面白いと思う(珈琲男にはまだその方面での知識が乏しいが)。

いやー、ホントに面白い話。

2009/10/20(火) | MBA | トラックバック(0) | コメント(0)

ハローウィン、再び

珈琲妻はハローウィンになるととても張り切る。ハローウィンに何か思い入れがあるらしい。珈琲男にはそれが何なのかよく理解できないのだが。自宅の玄関前に今日カボチャがふたつ置かれた。二人が学校の行事でお隣のニュージャージー州の農場からいただいてきたもの。昨年は同じ農場からのカボチャをやっぱり玄関前に飾っておいたらいつの間にか誰かが取っていった。さて今年はどうなるか。

ハロウィーン

2009/10/19(月) | 生活 | トラックバック(0) | コメント(0)

コークの味は国ごとに違うべき、だそうです

パンカジ・ゲマワットの「コークの味は国ごとに違うべきか」にざっと目を通した。

コークの味は国ごとに違うべきかコークの味は国ごとに違うべきか
(2009/04/23)
パンカジ・ゲマワット

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結論からいうと、この本、すごい。超おすすめ。

誤解なきよう、タイトルの響きから「ワニの本」の類かと一瞬アタマをかすめるけど(んなわけない?)、中身は結構カタめの本。

元々のタイトルは「Redefining Global Strategy: Crossing Borders in a World Where Differences Still Matter」。要するにグローバル戦略を扱った経営書。留学前は一貫して海外畑を歩いてきたけど、自分の経験に照らしても本当に目から鱗ぼろぼろ。

ゲマワットはHBS教授に最年少で就いた人物で、主にグローバル戦略の分野でよく耳にする。今Zaraの企業研究をしているけど、この会社についてのHBSのケースも彼が書いている。

ウォートンの一年目のコアでは最後の学期にグローバル戦略のクラスがあり、その初回の課題に指定されたのが彼の「Why the World is not Flat」なる論文。

当然念頭にあるのは、トーマス・フリードマンのベストセラー「The World is Flat」(邦題「フラット化する世界」)

フラット化する世界 [増補改訂版] (上)フラット化する世界 [増補改訂版] (上)
(2008/01/19)
トーマス フリードマン

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これをわざわざもじって、実は世間でいわれているほどグローバル化は進んでおらず(ゲマワットは「セミ・グローバル」という言葉でそれを表す)、国や地域間の差異は依然として意味を持ち、その現実を踏まえたグローバル戦略を策定する必要がある、というのが彼の主張だった。

このウォートンのクラスでは、国や地域の差異を体系的にとらえる「CAGE」フレームワークを習ったけど、これは実はゲマワットが提示したもの。この「コークの味は・・・」にも詳しく説明されている。

C: Culture(文化的な隔たり)
A: Administration(制度的な隔たり)
G: Geography(地理的な隔たり)
E: Economy(経済的な隔たり)

ウォートンのクラスでの自分なりの学びのは、安易なグローバル路線は必ずといっていいほど失敗することとともに、グローバル路線に漕ぎ出すならば、現地化・ローカル化(=現地のニーズに応えることで主にWillingness To Payの増大につながる)と世界的な標準化(=規模の経済で主にコスト削減につながる)のトレードオフにおける最適なバランスを探り、自社の組織構成を含めた一貫性のある戦略を打ち立てることだった。

この本においてゲマワットはさらにその先に議論をすすめている。

彼は、CAGEフレームワークをもとに「隔たり」を認識し、

それに適応(Adaptation)することで調整する戦略(ほぼ現地化に相当)
それを集約(Aggregation)することで克服する戦略(ほぼ標準化に相当)
に加えて、
それを裁定(Arbitrage)することでむしろ利用する戦略

の3つのなかでバランスを取るべきだという。

隔たりの裁定、というとやや分かりにくいけど、例えば、フランス産ワインなど「原産国」効果などによる文化的裁定(ジャパンクールを利用するのもここに入るね)、税制などの制度的裁定、物理的な距離などの地理的裁定、労働コストの差などの経済的裁定があるという。

うーん、一年目のグローバル戦略のクラスの前にこの本読んでおけばよかった。まじで。

2009/10/17(土) | MBA | トラックバック(0) | コメント(4)

羅生門 in ウォートン

Film Clubから誘いがあり、黒澤明の映画「羅生門」の上映会を学校で共同開催することになった。

rashomon.jpg

少し遅れて暗い会場に入ると、15人程度がじっと画面に見入ってた。結構インド系が多かったような。

芥川龍之介の小説は読んだけど、実は初めて観る映画。終盤に差し掛かったあたりで珈琲Jr.の学校に向かうためやむなく退室。えーっと、最後はどうなるんだっけなあ。

2009/10/17(土) | MBA | トラックバック(0) | コメント(0)

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