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Autonomy = 自己裁量性

今日はクリスマスイブ、のイブ。珈琲Jr.にとっては、今年最後の登校日。今日彼のクラスでは、朝一番のプログラムとして彼がいつも楽しみにしているスケートがあるということで、バスで一緒に登校した。普段とはうって変わり、UPennの学生が全くいない、がらがらのバス。

学校からクラスのみんなと向かった先は、UPenn所有のアイスリンク、「Class of 1923 Arena」。Class of 1923といっても、この年の卒業生による献金で1972年に完成したもの。今となってはややレトロ感も漂うが、観客席もあってなかなか本格的。一般市民にも開放されていて、ごく少額でスケートを楽しめる。

今日は二クラスで30人くらいの子供がいただろうか。長いベンチにずらっと座ってスケート靴を履かせてもらうのを待っている様子がかわいい。スケートの日はできれば親も手伝いに来て欲しいと学校からいわれているようで、今日は珈琲夫婦を含めて7、8人の保護者が来ていた。もうある程度お互いに顔見知りだから、軽く挨拶を交わす。確かにこの年齢では固いスケート靴への脱ぎ替えはちょっと無理だから、誰の子供かに関係なく、保護者が手分けして子供達にスケート靴を履かせてやる。

サイズ変更済みイメージ 1

スケートの日、とはいっても、インストラクターがいる訳でもなく、単に小一時間スケート場で好きなようにスケートをするだけ、という趣向らしい。この時間帯、アイスリンクは子供達の貸切りだ。

もちろん、子供のレベルもスケートに対する興味もてんでばらばら。スケート靴で陸上選手のように「走る」子もいれば、氷の粉を雪のように集めて遊ぶ子もいる。先生も親たちも、怪我を防ぐことだけに注意しつつ、あとは基本的に子供の好きなようにさせてあげる。途中で疲れたら、そこで切り上げても全く問題なし。いつまでもやりたい子には、時間の許す限り、時には少し時間を延長して滑らせてやる。日本なら、合間合間に「はーい、みんな集まってぇ~。」となりがちなところだろうけど、みんなで一緒に何かをする、という動きは最初から最後まで皆無。

サイズ変更済みイメージ

そんな自由奔放な子供達の風景を見ながら、珈琲男は "autonomy" という単語を思い出していた。直訳すれば、自律性とか自治とかいう意味。自己裁量性、とでもいうと、もう少ししっくりくる気がする。

MGMT 621(Management People at Work)では、全12回のクラスを通じて、人と組織はどのようにして動機づけられるかについて学んできた。担当してくれたWhartonの超看板教授、Michael Useemのショーマンシップたっぷりのクラスを通じて、「Equity Theory(衡平(公平)理論)」、「Expectancy Theory(期待理論)」「Goal-Setting Theory(目標設定理論)」などのフレームワークを学び、そして期末試験でそれらの理論に関する知識を問われた(笑)。まあ、この科目における期末試験なんて、理論を知っていることをもって人を動機付けられる訳ではないことくらいは学生も教授も重々承知の上での、一種の「儀式」みたいなもんだと、珈琲男は理解している。

もっとも今振り返ってみると、Useem教授のパフォーマンスに触発され、自分を含めた60人の学生が反応し変化していく様を目の当たりにしたこのクラスでの一番の学びは、一人の人間がいかに触媒となって組織にポジティブな影響を与えうるのか、ということだったような気もする。彼自身がクラスを大いにモチベートすることを6週間に渡って体現してくれたからこそ、あのクラスでの学びが大きかったんだと思う。

さて、この"autonomy"。このUseem教授のクラスでは、「結果に対する責任感」という職場での人々の重要な心理状態を導く要素として、この"autonomy"が挙げられていた。すなわち、職場での自己裁量性が大きければ仕事の結果がより自分に帰着することとなり、結果、より大きな責任感が醸成される、ということだ。まあ当たり前といえば当たり前の話。

自己裁量性が人や組織のモチベーションに相当な影響を与えることは間違いない。自己裁量性が上手く組織デザインとして組み入れられていなければ、その組織全体の活力は限定的にならざるを得ないだろう。一方で、各人が完全に自己裁量で動けばいいというものでもないのも明らか。このバランスを何処で取るのか、というのが組織のマネジメントの要諦の一つなのだろう。

ただし、自己裁量性が人のモチベーションに与える影響の程度は、対象となる人が育った環境に大きく依存する。少なくとも、(このアイスリンクでスケートをさせてもらうように)自主性を伸ばすことに主眼をおいた教育を受けてきた人間にとって、自己裁量性の欠如がモチベーションの低下につながるのは、容易に想像できる

管理や手続きと自己裁量のバランス
。これからますます人材が多様化する企業にとって、なかなか難しい課題だと思う。
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2008/12/24(水) | MBA | トラックバック(0) | コメント(0)

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