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「フレームワーク」についての考察

Q3で5つあったクラスのうちの一つ、The Government and Legal Environment of Business。2日後の期末試験に備えて復習中。

前半と後半で3週間ずつに別れ、まずは6回に渡るクラスでビジネス法務のごくごく基礎的な概念(契約、不法行為、知的財産権、独禁法、証券取引法等々)を弁護士としての実務経験のある教授から学び、続く6回で、メディア、アクティビスト(「もの言う株主」、ではなく、より一般的な活動・運動家の意)、政治家(US & EU)、ロビイストといったプレーヤーとビジネスの関わりを学んだ。全12回に渡り、そのクラスのポイントが書かれた読みもの(20~50ページくらい)と、短いケースが予習課題として指定され、クラスでのディスカッションを通じて各種コンセプトを学ぶ、という講義スタイル。

前半のビジネスローの成績が随分とよかったのは企業法務経験者として面目躍如というところでまあよかったものの、知ってることだけだったから殆ど新しい学びはなかった。気付きとしては、アメリカや他国のビジネススクールの学生に、この辺りのローの基礎知識がほとんどないこと。これは冷静に考えれば「法学部」というものがないアメリカでは少なくとも当たり前な訳で(だからこそビジネススクールのコア科目として設定してある)、「弁護士に上手く使われるな」、という弁護士の教授の言葉もよく分かる。

珈琲男としてずっと学びが大きかったのは、後半の6回のクラス。

実務をやっていた関係上、珈琲男としてはこういった「パブリック」で「ポリティカル」な分野での経験値は他の学生の平均よりはきっとそれなりに高いとは思うけど、すごく感心したのは、一つ一つのイシューに応じた様々なフレームワークを徹底的に当てはめて分析させようというアプローチ。ごく一例を挙げると、、、


「4 Is」
(一般市場の外側にあるビジネス上の問題を分析するための基本フレーム)

Issues(要するに何が「問題」なのか)
Interests(誰の「利害」が関係しているのか)
Institutions (問題が争われ、裁定されるのはどの「機関」「場」においてか)
Information(望ましい結果を得るにあたってキーとなる「情報」は何か)


「TOCIAS」
(ビジネス上の問題に対して政治的なアプローチで臨む際の戦略立案フレーム)

Target(政治的なアクションを取るにあたり、誰を「標的」にするか)
Objectives(究極的に得たい真の「目標」は何か)
Coalition(問題の対応についてどのプレーヤーと「連携」できそうか)
Information / Arguments(勝つために必要な「情報」「論拠」は何か)
Substitutes(各プレーヤーの「代替手段」「妥協点」は何か)


実際にいろんな現場である程度の実務を担当してきた立場からすると、正直、ちょっとしたお遊びのような軽さを一瞬感じてしまうのも事実。そんなきれいに問題を捉えてもワークしまへんて、という感覚。でも、ごくごく短時間でそれなりに正しい選択を常に求められるマネージャーとして、こういったフレームワークの限界を十分に認識した上で状況に合わせて使うのなら、きっといいツールになるんだろうとも思う。

ついこの前日本人の同期とも話してたことだけど、社会的事象という大凡そこにパターンを見いだすことが難しそうなものについて、帰納・演繹をぐるぐるぐるっと回してそれなりの理論的なフレームワークを作ってしまうアメリカのパワーなり態度には、こっちに来てから随分と感心しているところ。まあいってしまえば、経済学なんてまさにそんな学問の典型なんだろうけど。

ただ、まあ経済学は分かるとして、例えば、「Management of People at Work」というQ2のクラスでは、いわゆる「人事管理・戦略」を扱っていたわけだけど、そこでも多くのフレームワークを学習した。「どうやって従業員のやる気を出させるのか」というようなイシューについて、「フレームワーク」をすぽっと当てはめるというアプローチは、どうも日本人的な感覚からすると「?」というところもあったにはあった。

この辺りのモヤモヤ感は、学生の間でも随分と差があるようだ。結構物事を素直に受け取りがちな珈琲男は、「まあ時と場合によってはそれなりに役に立つこともあるんじゃない?」の立場。特に、最終的なアクションを決めるにあたり、まずは事象を広く理解して、取り得るオプションを「短時間」かつ「それなりの質をもって」ざっと挙げるフェーズでは結構役に立ちそうだ、という感覚かな。

「フレームワーク」は、昨年8月のConvocationでNakahara教授が、Whartonの2年間で身につけろといっていた最初のポイント

これから残りの期間でお腹が一杯になるくらい「フレームワーク」がまだまだ出てくるはず。ただ、Nakahara教授がいっていたのは、Whartonで出てくる「フレームワーク」を覚えろ、ということよりは、「フレームワーク」を見いだすような態度で物事を見つめろ、ということだったような気もするな・・・。
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2009/03/02(月) | MBA | トラックバック(0) | コメント(0)

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