スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[PR] 台湾ワーキングホリデー

--/--/--(--) | スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-)

ピーター・ドラッカーとビジネススクール

マクロ経済の期末試験も、2時間ひたすら計算しまくってなんとか終了。試験会場を出ると雨が降り出した。傘を忘れた。このところ、ぐずついた天気が続く。

日曜日にはフランスに飛ぶ予定。夕食後、フランスに持って行く本を選ぶかと、本棚から何冊か手に取ってはパラパラとめくる。面白そうだと買っておいた本のいくつかが意外に外れでがっかりもする。この本棚は、大家さんが置いてくれていったもの。妙に気に入っている。

本棚

ふと手に取った本に、ピーター・ドラッカーの著書があった。留学を考え始めたころ、そういえば何冊かを読んだことがあった。

ドラッカーについては、Whartonでの留学が始まってから実は少し気になっていることがある。それは、ここでは殆ど彼の名を聞かないこと。正確には、たった一度だけある教授が彼の名を口にするのを耳にした。それも、話の流れのなかで名前が軽く言及されただけ。あまりに聞かないから、逆に彼の名前が出てきたこの一回のことをよく覚えてるくらいだ。

最初、ドラッカーがひょっとしてアメリカでは大して認知されてないのでは?などと思ったが、さすがにそれはないようだ。誰だって彼のことは知ってる。他のビジネススクールでの事情は分からない。が、少なくともWhartonで彼の名を聞くことはほぼ皆無。何故だろう?

ひとつには、彼が研究者というより思想家・哲学者に近いということがあるかも知れない。(少なくとも日本では)「マネジメント」の大家などと言われつつ、それは研究対象としてのアカデミックな意味での「マネジメント」というより、より観念的な意味のものであるようにも思われる。ビジネスをサイエンスとして捉えようとする傾向が他の学校に比べても強いWhartonだけに、相性が必ずしもよろしくないということがあるのかも知れない。

はたまたもしかすると、彼の主張のいくつかが、そもそもビジネススクールでの伝統的な教えや価値観にそぐわないということがあるのかも知れない。いや、もっと単純に、ドラッカーの理論を教える教授がいないだけなのかも知れない(そもそも体系化された「ドラッカー理論」がそもそもあるのか、そしてそれを教える教授がそもそもこの世に存在するのかどうかも知らない)。

などということを考えつつ、彼の著作の一つに久しぶりにざっと目を通す。うおっ、随分と日本的な価値観に基づく主張が多いな、というのが第一印象。

● 企業の目的は一つだけ。それは顧客の創造である。
● 企業は社会の機関であり、社会に貢献するために存在する。
● 株主にとっての価値を最大化することは、短期的な株価を高くすることであり、永続しない。
● マネージメントにおいては、人事にこそ最も時間を使うべし。

ビジネススクールで一年もしごかれると、ドラッカーが随分日本風だなと感じられるのも、なかなか面白い感覚。アメリカから日本を見つめるドラッカーの背中を、後ろから日本人の珈琲男がのぞき込んでるような感覚、とでもいうのかな。

Whartonでの学びを、いちいち自分の思想や経験と照らし合わせて同時並行でinternalizeできる訳ではない。そんな贅沢ができるほどのペースではもない。今は、自分にとっての大事な栄養素かどうかについての判断はしつつ、とにかくここで提供される食事をがむしゃらに味わいつくしてやろうと思う。それで体一杯にして、日本に帰ろうと思う。
スポンサーサイト
[PR] 台湾ワーキングホリデー

2009/05/07(木) | MBA | トラックバック(0) | コメント(0)

«  |  HOME  |  »

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURL
http://coffeeman.blog59.fc2.com/tb.php/198-a7cd65f9
 |  HOME  | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。