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Obama、来る

Barack ObamaがPhillyにやってくる、という情報がWhartonの同期から回ってきた。場所は、大学の西側に位置する通称「West Philly」。一応治安がそれ程はよくない場所とされているけど、まあイラクに行くわけではないし、と、家族で出かけることにした。来週から始まる期末試験がやや気になるけど、こんな機会は滅多にない。やや暑いくらいの秋晴れの土曜日の午前11時半。

珈琲男も含めて殆どのWharton生が住んでるPhiladelphiaの街の中心、Center Cityから21番のバスに乗る。普段土曜日はガラガラのバスが今日はやや混んでる。

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West Phillyに近づくにつれて、次々に人が乗り込んでくる。みんな一様に興奮気味に見えるのは、自分が多少興奮気味だから、ということもあるのだろうか。乗客の殆どはAfrican Americanのようだ。どこで手に入れたのか、一人の胸にはObamaバッジが。"Realize Martin's Dream"ときた。後ろの席にはしっかりとよそ行きのおしゃれ着をした白人の老夫婦が座ってた。

Obamaが演説するという52 and Spruceまで数ブロック離れた場所でバスを降りる。目の前には、その演説場所まで延々と続いているとみられる長い長い列。まったく動く気配なし。演説開始予定時刻まであと45分くらいか。相変わらずの強い日差し。この列に並ぶのは珈琲男Jr. では到底耐えられないだろうと、ある場所に陣取ることにした。52 and Whalnutの交差点。シークレットサービスと警官の動き、それからパトカーの配置からして、ここを通ってObama車が入ってくるはず。

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演説会場らしきものも遙か前方に微かに見える、気がする。彼の声くらいは聞こえることを期待しよう。

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ここにいる連中は皆同じ戦略なんだろう。次々に人が集まってくる。時折起こる「Obama!」コール。すごい熱気。警官が設置した柵を越えて、少しでも会場に近づこうと様々な手段を講じる人々。警官への懇願、脅し、はたまた柵に気づかないフリ(いや、あんた、それは流石に無理があるだろう)。目の前のいかにも若い警官が自分の警官としての力を最大限に誇示して彼らを押し戻す。珈琲男Jr.は状況がつかめずやや困惑気味。「みんなちょっとうるさすぎない?」。最近ますます口が達者になってきた。

シークレットサービスと警官が慌ただしくなる。遂にObamaがやってきた。

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パトカーに続いて、窓が全て黒く塗られた大型バスが2台。

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そのほかセダンが数台か。Obamaの姿は、確認できず。

Obamaの演説が始まったようだ。が、彼の声は殆ど聞こえず。でも誰もそこから動こうとはしない。珈琲男一家はここで一旦撤収。ランチできる店を探しつつWest Philly探索へ。

Center Cityとは全く違う風景。昔住んでいたHarareに似た、黒人の街。溢れる露天、怒鳴り合う人々。珈琲男Jr.を連れて入れるところもなさそうだから、結局マクドナルドへ。

マクドナルドで食べながら考えた。

冷静になろう、この状況を客観視しようと努める自分がいる。仮に彼が大統領の座を勝ち得たとして、大衆の興奮がそんなに長く続くと思うかい?一年後、仮に彼が大統領になってるとして、同じだけの支持を集めていられると思うかい?Chage?4年に一度のお祭りの単なる今回の標語と違うかい?

一方で、自分のなかに何か大きなうねりのようなものに身をおけた否定しがたい満足感がある。Obamaが大統領になれば、アメリカが変わる、世界が変わる、と一瞬でも本当に信じそうになる自分がいる。少なくともそう信じたいと願う自分がいる。彼は世界が変わるには一人一人が変わる必要がある、という。これはなかなか巧妙じゃないか。

テレビの演説では得られなかったであろう、自分の中で起きた興味深い化学反応。来てみてよかったのは確かだ。

結局聞き逃したWest Phillyでの演説の模様をYouTubeで少し探してみたけど、ざっと見たなかではこれが一番良く撮影できてるみたい。



約20分の演説。West Phillyでの演説ということで、彼が普段強調してる"People in the Main Street"("Wall Street"に引っかけた表現)の中でも、特に低所得者、ブルーカラーに向けたメッセージがかなり強調されているようだ。しかし本当に上手い演説だ。

歴史的金融危機に歴史的大統領選挙。こういう時期に学生という自由な立場でアメリカに身をおける幸運に感謝しよう。

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2008/10/12(日) | 生活 | トラックバック(0) | コメント(1)

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珈琲妻(「かふぇ・め」と読んでね)

『No title』

私は、これだけ多くの人が「change」を望んでいるんだと、これだけ強く、世の中が変わってほしいと願っている人がこのアメリカに、このフィラデルフィアに、こんなにたくさんいるんだと、そう感じました。Center Cityに外国人として住んでいる私たちには「快適で、便利で、心地よい」と感じられるこの街に。
この群衆の中の一人一人の裏側に、「changeを願わせるような状況/できごと」があった、そしてあるのだと。
バスの中から長蛇の列を見て「It's great...」と感慨深くつぶやいたおばあさんの横顔が目に焼き付いています。
Obama氏が仮に選出されたとして、状況がどうなるのか、どう「変わる」のか、それはもちろん分からないけれど、Jr.にはこの世界の色んな側面を見て、知って、考えて、その上で自分がよいと信じることを実行できる人になってもらいたいと願います。そして、土曜のこれはそんな側面のひとつだったと、思います。
ま、彼の中ではまだ「みんな、うるさすぎたよねぇ」という記憶だろうけれど、連れて行ってよかったよね。

2008/10/13(月) 22:51:01 | URL | [ 編集]

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