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Obamaがリーダーとして何をやってのけたのか、についての一考察

同じLearning TeamのTanayaが、チームのメンバーをPhiladelphia郊外にある彼女の親戚の家でのディナーに招待してくれた。前回のSteveの実家での誕生日会同様、珈琲妻&珈琲Jr.とともにお邪魔させてもらった。

郊外の中でも特に高級住宅街として知られるMerionの一等地に建つその家は、「超」がつく程の大豪邸。なんでも1850年頃に建てられた邸宅を改装しながら大切に使っているそうで、確かに巨大ではあるが、とても趣味のいい内装と調度品のため、嫌みな感じは一切無い。一階のあちらこちらに造り付けられた本棚に収まったおびただしい数の本からは、この家族の知性が推し量られる。

ご夫婦は、インドからアメリカに渡ってもう何十年と医師として活躍されているそうだ。人柄も素晴らしく、周りに気を配りながら会話を自然にリードしてくれる。まさにホストのお手本を示してくれた。もうすっかりこの家族のファンになってしまった。

一方の珈琲Jr.。地元のPre-Schoolに通い始めて早3ヶ月半。前回のSteve家でのディナーの時と比較すると、英語に囲まれることに対する拒否反応がほぼ無くなっていることに驚かされる。まあPre-Schoolでは毎日英語に囲まれてる訳だからそりゃそうなのかな。更に、牛乳が欲しいだの、まだ眠くないだの、基本的な欲求を家族以外の人たちにも英語で自信を持って伝えられるようになったのは大きな成長だ。但し、いくら数に興味が湧いてきたからといって、レディーに対して"How old are you?"はいただけないが。

さてここからが今日の本題(前置きが長過ぎた)。

先日、アメリカの次期大統領に選ばれたObamaが選出直後にシカゴで行ったあのスピーチについて話題に及んだとき、本日のホストはObamaがいかにinspirationalであるかを熱く語ってくれた。それに対して、その場の全員が深く頷き、あのスピーチがどれだけ自分の心を震わせたかを次々に口にした。

そのやり取りを見ていたとき、Obamaが今回の選挙戦において要するに何をやってのけたのかについて、ある考えが突然アタマに浮かんだ。

もしかすると、Obamaがやり遂げたのは、単に言葉の力で人々の心を突き動かした、ということ(以前のエントリー参照)だけでは十分な説明にはなっていないのかも知れない。彼が成し遂げたのは、人々が実は心の奥底に抱きながらも、しかしながら心の奥底から取り出すことのなかった思いを、言葉の力によってえぐり出したということなのではないか。

この話をリーダーシップ論に展開すると、リーダーがメンバーに対して影響力を行使するためには、必ずしも「自分の」ビジョンを人に示すことでメンバーにインスピレーションを「与える」ということではなく、「相手」が心の奥底に隠し持っている思いを「えぐり出す」というアプローチが必要なのかも知れない。

こう考えると、いろいろと納得がいく。そもそもinspireされたというときには、何かが触媒になって自分の心に刻まれた思いが爆発的に大きくなることをありありと感じるということを意味するのであって、そもそも自分の心に全く棲み着いていない思いは、どんな言葉によってでも顔を出すことはないだろう。

Obamaは、きっと選挙キャンペーンを進める中で、自分のメッセージが、多くの人の心に本来的に備わっている根源的な思いに強い影響を与えているということを、ありありと感じていたのではないだろうか。

自分が影響を与えようと思っている相手がどんな思いをその心の奥底に仕舞い込んでいるのか、それを深く観察することが、リーダーが果たすべき仕事の第一歩なのかも知れない。

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2008/11/09(日) | MBA | トラックバック(0) | コメント(0)

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