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教授への拍手に思う

今週に入り、Q2で履修している5つのクラスが順次その最終回を迎えている。昨日はWCHP653 (Management Communication)の最後のプレゼンが終わり、今朝はMGMT621(Management People at Work)が完結した。

最終回のクラスの終わりには、通常、教授が6週間なり12週間に渡ったクラスをざっと振り返り、キーポイントをまとめてくれる。続いて、短い言葉でクラスを締める、というのが一般的なパターンだ。多くの場合、クラスで扱った概念が現実のビジネスでどう役立つか、または役立てて欲しいか、というコメントであったり、時には、こう扱ってはならないよ、という警告であったりもする。

そんなコメントでクラスが締めくくられると、学生は自らの評価に応じた感謝と賞賛の拍手を教授に贈る。長いときは数十秒間拍手が続くときもある。これは今日のMGMT621でのMichael Useemに対する長い長い拍手の様子。

サイズ変更済みイメージ


珈琲男はこんな瞬間が結構好きだ。

大きな拍手は、一つには、大量の予習や宿題を乗り越えてクラスを乗り切った充実感・安心感の表現だということもできる。ただ、それ以上に、大きな拍手が沸き上がっている間、一人の教授と数十人のクラスメートが何か意味のある充実した時間を数週間に渡って共有できた、という満足感が教室に充満しているのがありありと感じられ、それが何ともインスピレーショナルな体験なのだ

その一方で冷静な分析も試みてみよう。大きな拍手がわき起こるケースには共通したいくつかの要因があることに気づく。例えばこんな5つの要因だ。

1. 授業のクオリティ
これはごく当たり前のことながら、数週間にわたったクラス全体の質が問われる。クラスの質とは、教授の授業の進め方であったり、クラスでの議論の白熱度合いであったり、要求される予習や宿題の量的・質的な適切さ、などなど。また、何といっても、何かを「学んでいる」という実感をどのくらい学生がリアルに感じられるか、というポイントも大きいだろう。

2. 教授とのコミュニケーション
拍手の大きさは、その数週間の中で、教授と学生がどの程度の(量的・質的に)コミュニケーションを取り合ったかということにある程度比例するところがあるようだ。授業でどの程度発言の機会が与えられたか、学生の発言と教授のコメントがどの程度かみ合ったか、教授からどの程度意味のある電子メールが送られてきたか、lunchなりdinnerが何回行われたか、またそこでどの程度意味のある会話がなされたか、等々。それから、教授の中には期の真ん中あたりで授業に対する評価や改善点等のアンケートを取る人もいるが、これもいってみればコミュニケーションの一つだろう。結局は人間だから、自分との「つながり」「関係」をより強く感じる人に対して、よりポジティブな感情を持つものなのだろう。

3. 教授のレピュテーション
実はこれも結構見逃せないポイント。通常、【よい教授】→【よい授業】→【学生の満足】→【高いレピュテーション】、というサイクルが回っていると考えがちだし、それは間違ってはいないだろう。但し、実は、高いレピュテーションというのはある程度の時間をかけて既に出来上がっており、各教授が学生からこれまでどのような評価を受けてきたかは、冷徹にも、学生の自治組織が運営するweb siteで客観的な数字をもって示されている。従って、実際に授業を受ける前から、【高いレピュテーション】→【よい授業である「はず」という先入観】という思考回路が学生の中で働くことも事実だろう。そういう先入観があるため、よほど大きくその期待が裏切られなければ(そして裏切られることはほぼない)、「ああこの有名教授のクラスを受講できてやっぱりよかった」という満足感から、大きな拍手を贈ることになる、といっては言い過ぎか。

4. 科目の性質
一般に、定量的な科目よりも定性的な性格の強い科目の方が拍手が大きいようだ。これは2.とも関係するだろうし(すなわち、定性的な科目のほうがクラスにおける教授とのインタラクションが多い)、定量的な科目を教える教授により多く見られる性格にも依存するだろう。但し、例えば定量的な科目の代表である統計学においても、ある教授のクラスでは毎回大きな拍手がわくと聞いたから、例外もあるだろう。

5. 最後の最後の「演出」
珈琲男は、Q1の最後の授業から、これにものすごく注目している。大きな拍手は、ある程度、その直前の教授の「にくい」演出に促されるように発生している、という側面も見逃せない。それは話術であったり、パワーポイントを使ったプレゼンであったり様々だ。ミュージカルなどと同様、最後の最後に観客たる学生のモメンタムをぐっと盛り上げるためにあの手この手を繰り出すのだ。

「バルコニー」に上がりがちな性質がある珈琲男としては、教授がそのような「演出」を始める瞬間から、お、きたぞきたぞっ、と思わず身を乗り出して観察してしまう。といっても、決してそれを批判しようという気持ちがあるわけではない。むしろ、学生をクラスにぐっと引き込んで集団の間にポジティブな雰囲気を作る能力が教育者には欠かせないと思うから、そんな能力を今まさに発揮しようとしているぞ、と見る。

さて、Q2も残すところあと一つのクラスで全て終わる。どんな拍手で締められるか、今から楽しみだ。

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2008/12/04(木) | MBA | トラックバック(0) | コメント(0)

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